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〈愛知県内の小学校エコクラブの昨年度の地域環境体験の発表〉

 

※名古屋市立福田小学校の「自然環境探偵団」のメンバー19名の皆さんによる地域の自然環境体験から創作した寸劇の発表がありました。
福田小学校の生徒の皆さんは、地域の自然環境の変化に注目しました。
それは地域の自然環境を調査しているとき、名古屋市郊外の学校近郊を流れる用水に、昔はメダカが泳いでいた話をお年寄りから聞いた生徒が、この町を昔みたいに、メダカが泳ぐ町にしたいと願いました。そして、その《夢》の実現のため、水辺を中心とした地域環境の清掃、保全活動(休田の用水の清掃)をしていくなかで、自然やそこに住む生き物とのふれあいの感動やよろこびを味わった。生き物と人間が共生できる地球環境をめざして、これからも活動をしていくために、この体験をサポートされた、川瀬憲一先生(福田小学校)が、このすばらしい活動を寸劇にまとめ、発表されました。

 

※愛知県額田町立宮崎小学校のエコクラブの皆さん20名による自然保護、観察活動として学校全体・地域ぐるみの愛島活動、野生生物保護活動の体験発表をサポーターの矢野先生のご指導で行っていただきました。
地域の山間の四季折々の自然や生き物に触れ合い、季節毎に高学年と低学年のたてわりグループがなかよく探鳥会や自然観察会を実施してきた。また、傷付いた野鳥や野生動物の保護活動もおこなっています。このような活動をスライド・0HPを生徒の皆さんが手分けしてわかりやすく発表した。
アオバズクの鳴き声をテープレコーダーで録音したものを聞かせたり、野生のムササビ・ムーを保護観察してきたことは、今は新しく保護を委託されて飼育している『チャーとシルバー』というムササビのことを話した。
この活動は地域の町民にも理解され、自然環境保全の啓発活動になっています。そして自然と人間の共生の願いをこめた創作曲(生徒の作曲)《共に生きる》が発表者全員で合唱されました。これは、宮小の卒業生山口真実さんが作ったものです。

 

創作曲『ともに生きる』 山口真実作詞・作曲
この山とととも 生きる鳥たちを
わたしのこの手で 守っていきたい
自然と人間は いつも仲良く
手を取りあっていなければいけないこと
心がけよう

 

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この発表は、多くのシンポジウム参加者に感動を与えました。この模様は、NHKテレビと名古屋テレビのニュースでも放映されました。

 

 

 

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